2013年12月4日水曜日

引き技

今日は、小中学生10人。大人1人。

始めは、通常稽古から。打ち込み。そして面をつけて基本稽古。
小学生に聞いてみましょう。稽古はどうでしたか?

「一本一本大事に打ちました。」
「瀬川くんの強烈な小手が当たって痛かった。打ちがものすごく強くなっていて、びっくりした。」

7時過ぎ、お互いに胴うちの練習をしているところに、大植先生が来られました。
ここからは大植先生のご指導です。

二人組になり、一人が下がる相手を追いかけて面を打つ稽古。
上から押さえつけない面を打つようにとおっしゃっていました。
小学生に聞いてみましょう。どうでしたか?

「面は決まらなかった・・当たったけど。」
「きれいに打てている人もいました。東畑くんと藤原父、大内姉妹がうまく打てていたと思う。」

難しいようですね。追いかける足の速さがじゅうぶんでなかったり、押さえつける面の打ち方では届かなかったりするようです。

この稽古をふまえて・・・次は、鍔競りからの稽古。

引き面をした相手に面!と打ちに行く。何本も打ちに行くのではなく、この一本で決めるつもりで打つ!

また、鍔競りの姿勢から、手取り足取りご指導いただきました。
お腹と腕で三角の空間を作り、わきを締める。この姿勢が大事です。と、大植先生はおっしゃっていました。確かに、縮こまっていては力が伝わらないものですね。
それから。
無理して押している人が多い。無理に押さない、相手が下がらない場合は、少し押して、押し返されたところで相手の力を利用して引き技を出すこと。相手の正面で止まらない、離れるか、ずらす。

ほかにもいろいろご指導いただきましたが、どれも、とても実戦的なアドバイスでした。
そこで最後は一本勝負。

この勝負、今教わった事を実際に使える場。何回相手を替わったでしょうか。教わったばかりの技が決まれば誰だってうれしいはず。次第に子供たちの稽古に、活気が出てきました。一本取りたいという気持ちの高ぶりが、声にも表れています。
この雰囲気づくり、合間にうまく個人的に褒めたりしてやる気を引き出す指導力、ポイントを押さえた稽古、さすが大植先生です。

足さばきについても練習しました。ポイントは左足の引きつけ。
日頃のちょっとした合間にでも稽古してみては。とのことでした。

さて、母に聞いてみましょう。今日の稽古はいかがでしたか?

「使える技の稽古って、いいですね。これが試合に出せれば…!!!」

試合に出せるよう、頑張ってもらいましょう。




0 件のコメント:

コメントを投稿